10年ぶりの歯医者定期健診

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先日、数十年ぶりに歯医者に行ってきました。
わたしの家は恥ずかしながら、定期健診に行く習慣のある家庭ではなく、「虫歯ができたら歯医者に行く」という家でした。「歯医者＝虫歯」のため、わたしの中では歯医者に行くことになったら”負け”のような感覚で幼少期を過ごしていました。

そんなわたしがなぜ歯医者の定期健診を受けることになったのかというと”本”や”youtube”などでよく死を目前にして後悔することのひとつに”健康”そして、”歯の健康”があると目にする機会が多くあったからです。

大学の頃に初めて歯の「定期健診」を知り、あと数年でこの土地からも離れるから、引っ越すまでいいか…と先延ばしにしていました。しかし、近所に歯医者ができたことにより、「いつか行かなければ…と思っていたな、こんな町中で新しい歯医者を見つけたっていうことは今から行けってことなんだな」とついに歯医者に行く決心がついたのでした。

意外と歯医者というのは回りにいっぱいあるもので、歯医者のことを考えてはその時目に留まる歯科医院を見て、どこ行けばいいんだよ…ってなっていました。でも、治療ではなく検診なのだからどこも一緒か…と思い、最近できた一番近い歯医者を選びました。

歯医者を行ってみての感想は「とりあえず、すごかった」の一言です。検診といっても歯が虫歯になっているかのチェックだけでなく、歯並び、歯周病検診、レントゲンを撮って親知らずを発見、歯のクリーニングや歯磨き指導など様々な内容を見てくれました。所要時間60分と聞いていたので、「何をそんなに見ることがあるんだろう」と思っていましたが、きっちり60分かかりました（笑）

中でもすごいと思ったことが”クリーニング”です。前述したようにわたしは虫歯になった時しか歯医者に行っていませんでした。正直言うとその際に歯のクリーニングをしてくれていたら十数年ぶり、そうでなければ物心つく前に行ったきりのクリーニングです。まず”クリーニング”という言葉も知らなかったので、どんなものかも知りませんでした。

どうやら高圧の水で洗浄するイメージのもののようですが、歯と水？がこすれあう音がキーっというようで、歯医者が嫌いな人がイヤそうな音でした（笑）事前の説明で、歯医者が十数年ぶりということはその十数年ぶりの歯石がたまっている個所があるとのこと。その部分も写真で見せてもらいましたが、すぐ見ていまいちわかりませんでした…

でも！実際に”クリーニング”を受けてみると驚くことに今までないと思っていた歯の隙間ができ、なめらかであまり凹凸のない歯だと思っていた部分はエッジの効いたシャープな歯だったことが明らかになりました。処置が終わって本当に驚きました…その後もずっと舌で歯の輪郭をたどっています…

ということは、長年の歯石でかなり歯の隙間や歯が汚れていたということ。正直、虫歯がないのならきれいだろうと思っていたので、もうびっくりです。長年放置していたと思うと汚いですね…”歯のクリーニング”の大切さを実感した日になりました…今後はしっかり定期的な検査とクリーニングをお願いしようと思います。

そして、最後に検診の結果を発表します！

虫歯1本、要治療！（笑）

結局虫歯あったんかーいって自分でも突っ込みたくなってしまいました。小学生の頃の学校検診で「虫歯になりかけのものがありますね~。とりあえず観察で。」といわれた歯があったのですが、どうやら観察期間を長くとりすぎたようです。普段見える位置にあるので、たまにチェックは下いたのですが、当時からあまり変化があるようには見えなかったので、まだ虫歯ではないだろうと思っていました。やはりちらっと見た程度ではわからないようですね。「よく見ると進行してますよ」とのことです。ただ、軽度のものなので、多少歯を削って埋めれば済むとのことなので、「銀歯なし」の記録はしばらく更新できそうです。

歯医者に行ってから、まだ数日しかたっていませんが、おかげで歯磨きに対する意識が変わりました。歯石がなくなったことによる歯の輪郭を日々たどり、それがなくならないように歯磨きも鏡を見てしっかりチェックするようになったし、要観察だった虫歯の歯もよく見るようになりました。意識の見直しという意味でも定期健診は大切なのかもしれません。

ぜひこれを機に「しばらく歯医者行っていないな～、クリーニングしてみたいな～」という人はお近くの歯医者に行ってみてください。なかなか歯医者はきっかけがないと行こうと思わない場所ですので、よいきっかけを多くの人に与えられたらなと思います。