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旅行記

利尻島◆2泊3日の旅 ~1日目~


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9月末に利尻島に行ってきました!
人口約4000人、島一周するのに車で1時間程度という小さな島。

利尻島は北海道北端の稚内からフェリーで約100分、もしくは新千歳空港から利尻空港までは約60分のフライトを経て到着する日本の端っこの島。最北端島の礼文島がすぐ見える位置にある島です。

今回はその利尻島の中央に鎮座する”利尻富士”こと利尻山に登るべく上陸しました!そして、極めつけは夕食で北海道な海鮮を贅沢に食してしまおうという旅です。

◆1日目(移動&島観光)◆

わたしは関西から利尻島に向かうのに関西空港→新千歳空港→利尻空港の飛行機乗り継ぎを選びました。朝9:00頃のフライトに乗り、11:00頃に新千歳空港に到着!さぁ、のんびりランチを…と思いきやびっくり仰天の人気店行列!ちょっと早いけど、ゆっくりおいしいランチでも楽しもうと思っていたのに、恐るべし北海道グルメたち…最終ちょっと並び始めていた「らーめん空」で北海道ラーメンを楽しみました!!込み入る前だったから少ししか待たなかったけど、普通においしかった…新千歳空港でランチを楽しむなら、もっと時間に余裕があるときに挑まなければならないみたいです(笑)

そして、ついに利尻島に向かいます!フライトは12:50発の利尻空港行。同じ北海道とは言っても約1時間のフライト…やはり北海道は思っている以上大きい…

雷雨の影響で出発が少し遅れたにもかかわらず、フライト中はずっと晴天!しかも、低空飛行をしているのか窓からは北海道の湿地や森、田んぼ、海が広がり、その平面的な地形に飛行機や雲の影が落ちる…とっても非日常な感覚で外を眺めていられました。

おそらくこれは進行方向右側の座席の人しか見れないものだと思うので座席指定は圧倒的に右側がおすすめ。進行方向左側は予想になりますが、おそらくほぼ海しか見えないはずです…もしかしたら、ロシアの大陸がうっすら見えるかも…?

そして、1時間弱のフライトを終え、まず利尻空港で迎えてくれたのが、日本100名山が1つ目、「利尻山」。利尻富士をバックに飛行機と一緒に記念撮影!

写真では全く伝わりませんが、利尻富士の大きさと迫力がすごい!乗客全員が大興奮でスマホのカメラにこの利尻富士&飛行機を収めるのに夢中でした。

到着時刻は14時過ぎ。さっそく島内観光です。今回わたしは空港からレンタカーをお借りし、18時までに島を1周しちゃいます!飛行機の降り口すぐのレンタカーカウンターでチェックイン。レンタカー屋さんが一つのカウンターに並んでいるので全く迷いません(笑)ただ、みな同じ時間に受付をするので、意外と並びます…お預かりの荷物がない人は早めに受付を済ませてしまいましょう。

今回は深く触れませんが、連れがトラブルで新千歳空港で乗り継ぎできず、初日はわたし一人旅。圧倒的自然派なわたしは初日の予定を大きく変更。ウニ抜き体験などを後回しにし、とりあえず、自然を思う存分体感できる場所からどんどん巡るべく、予定とは反対回りに島をめぐっていきます。

まずは”姫沼”!
島を一周しているであろう平坦な道とは裏腹にここは坂をかなり登りました。途中外国人ファミリーがママチャリを借りて登ってきていましたが、めちゃめちゃしんどそうでした…車を借りていてよかった…

そんな姫沼は駐車場から森に入り、橋で川を渡った先にあります。まずは小さな小屋がお出迎え。そして、すぐに見える姫沼…まるで、ジブリに出てきそうな風景でした…

池の周りは森林に囲まれており、周囲を散策できます。木の板で遊歩道が作られており、一周20分くらいで歩けます。森に囲まれているせいかとても静かで心が穏やかに浄化されていくのを感じるような場所でした。あまりベンチなどが置いてあるわけではないですが、ゆっくりするにはピッタリです。こんなところで日々を忘れてぼーっと過ごすのが正解なんだろうなと思わせる空間でした。もし近くにあったら毎日でも訪れたくなるようなとっても素敵な場所です…姫沼遊歩道

次に行ったのは”オタトマリ沼”。

姫沼とはまた違った大きな湖です。風のない日だと逆さ利尻富士が見えるそうです。たまたま一緒になったツアーのガイドさんが言っていましたが、利尻富士は白い恋人のパッケージになっているそうで、展望箇所右側から利尻富士を撮るとパッケージと同じような画角の写真が撮れるそうです。この”オタトマリ沼”は大きな観光地のようで、お土産屋さんも2軒ありました。湖側の1軒は食べ物主体のお店でホタテなどの海鮮焼を楽しめるお店が2店舗入っていました。もちろん観光地には欠かせないご当地ソフトクリームもあります。提供内容は大体同じでしたが、どちらの店員さんもかなり話しかけてきます。お腹がすいていない人はあまり容易に入るとちょっと申し訳なくなってきちゃうかもしれません…わたしはタイミング悪くお腹いっぱいだったので、ホタテを食べれなかったのが残念でした…

森側のもう1軒は主に昆布のお土産を売っています。少し広くて、カフェコーナーでソフトクリームやウニ軍艦を食べられる場所がありました。お土産はどれも魅力的で、利尻昆布お試しパックのような使い勝手のよさそうなものやだし醤油、おつまみになりそうなひものなどついつい買ってしまいたくなるようなものばかりでした…のちに気づいたのですが、意外とお土産屋さんがないので、お土産を買いたい際はこちらでよいものがあればすぐに買ってしまわないと後に同じものが買えるとは限らないと思っておいてください。

次は”白い恋人展望台”

オタトマリ沼近くのキャンプ場奥にあります。
こちらはんー、いまいち。確かに利尻富士は見えるのですが、島内ぐるっと見渡してもほぼ同じ利尻富士が見えるからなー…という感じでした。ここまでの道のりが狭いうえに草が道路わきからたくさん生えているので、対向車が来たときにちょっとヒヤっとしました。それを考えるとそこまでの場所ではなかったな…というのが正直な感想です…なので、写真が正直オタトマリ沼で撮った写真と一緒…運転に自信がない方はパスしてもいいのかもしれません。

次は”南浜湿原”

ここもとってもいい場所でした。

ただ入り口がなかなかわかりにくいので、通りすぎないように気を付けてください。1本道なので通り過ぎたらかなり先まで折り返す場所がありません。駐車場も2台停められるのがやっとくらいの大きさくらいしかないので、停めるときも合っているか少し不安になってしまいますが、きっとあっています(笑)近くに”南浜湿原”の看板があるのが目印です。

ここはなんと言っても逆さ利尻富士が見られるスポット!
利尻島は湖がいくつかあるので、どこでも逆さ利尻富士を見られる可能性があるのですが、やはり風の影響で見える確率は低め…
ただ、周辺条件がいいのか、南浜湿原は逆さ利尻富士を見れる確率が高いスポットなのです。程よく湖の大きさが小さ目で、周囲が木に囲まれているせいか、風があまりないです。姫沼やオタトマリ沼とここ南浜湿原にはほんの1時間くらいの間に回っていますが、はじめの姫沼、オタトマリ沼はどちらも逆さ利尻富士は見れませんでした。ひっそりある分あまり人が来そうには見えませんでしたが、逆さ利尻富士が見れる穴場スポットとして利尻島に来た際にはぜひ訪れてみてください。遊歩道もちょうど更新工事をしていて、とてもきれいになっているので、訪れた際はぜひ遊歩道も回ってみてください。特に何があるという訳ではないですが、ひんやりとした空気の中、自然を近くで感じられる道を散歩するのはよいものです!

地図でいうと利尻島の南端にあり、大体半周した目安にもなります。車かバス、タクシーで行くのがおすすめです。

続いて「仙法志御岬公園」!

飛行機が遅れたこともあり、すっかり夕方模様。日が沈みかけてるな~と思いながら、仙法志御岬公園に向かいます。南浜湿原から車で約10分。道中は一面のすすきで圧倒されます。思わずよそ見運転をしたくなりますが、駐車ポイントだけ確認して仙法志御岬公園へ。

夕暮れ時の海に向かう公園。とてもたそがれたくなる場所です…
先客の観光客の方もしばらく岩に座ってぼーっと過ごしていました。

あまり写真はうまく取れませんでしたが、夕日が海に沈んでいく様はとてもきれいでした…。いつもは夕暮れ時の旅行といえば、宿のチェックインの時間に間に合うか間に合わないかの瀬戸際でバタバタしているので、今まで全く夕日の写真を撮っていないことに気づきました。これから時間の余裕を持って夕日の写真もうまく撮れるように腕を磨いていかなければ…

その後は通ってきたススキの道を引き返して撮影。いい場所に駐車する場所がなかったので、めちゃめちゃ走りました…(歩けばいいんですけどね…)夕暮れ時というのもあってより一層ススキがきれいでした…
利尻島、なんて素敵な場所なんだ…


ススキの写真撮影が終わると残り半周、時間もないので、どこにも寄らずにドライビングです。ドライブ中には小学校があったり、ほとんどなかった信号をみつけたり、高校まであって普通に町を見るのも楽しかった…北端の方では南側と同様に平原のあたり一面にススキが広がっており、先ほどよりも日が沈んでいる真っ赤な夕暮れ時にはたまらなくきれいな景色でした…運転中だったので、ゆっくり写真を撮る時間がなくて残念でした…

レンタカーを借りた場所とは違うフェリーターミナルに返していざお宿へ!

ちなみにレンタカーは利尻レンタカーさんにお願いしました。ガソリン込みで○時間で○円といったパック形式で車を貸してくれます。大手のレンタカー屋さんとは違い、面倒な手続きが一切なくとても楽でした…フェリーターミナルでの返却は停めておいてほしい場所が全く分かりませんが、レンタカー屋さんがならんでるお店の前あたりであればどこに泊めてもよいようです。停まっているレンタカーに並べて停めましょう。

本日のお宿は「旅館なり田」さん!

ご主人はとてもいい方で少し遅れたにもかかわらず、笑顔でもてなしてくれました。チェックインの時間を知らずに19:30までとかでレンタカーを借りていたのですが、18:00までにチェックイン&夕食開始だったようで、「レンタカーもったいないことしたね、ごめんね」と気遣ってくれました。飛行機の遅延の影響もあって、ただ回れる時間が短くなったという形になので、全然気にしていないということだけは伝えさせてもらいました。それでもしっかり1周して利尻を満喫できましたしね!

チェックイン後すぐに夕食を用意してくれました。
夕食はべたの表現をすると本当に宝石箱のようにキラキラしたものばかりでした。魚卵系を多く使用しており、珍しいものもたくさん食べさせてくれました。わたしの一押しは「稚貝の味噌汁」!まだまだ暑い本州から来て、北海道の涼しい空気を半日浴びた体に染みる…冬が来るなと感じました…

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また、利尻島名物の「ウニ」もミョウバンを使っていないとこことで、ウニ本来の味を楽しめました。ミョウバンの苦みというかえぐみというかそういう味が本当に嫌いだったので、めっちゃ嬉しい!しかもお料理の説明の時に聞いたのですが、もう明日にはウニは禁漁に入るようで、本当に最後のウニになるそう。最後の最後だから甘味が抜けてると思う…とのこと。それでも全然おいしかったけどなー。

それなら最盛期の夏に来るともっとおいしいのが食べられるのかーと再チャレンジに向けてわくわくした気持ちを抑えられませんでした。

その後は温泉へ送迎してくれました。
銭湯なのかな?と思っていたのですが、送迎してくれたおかみさんによると宿で温泉を引いているところはすべてこの温泉が源泉のよう。どうやらこんなに小さな島でも温泉はあるみたいです!もうさいこー!!

温泉の中は地元のお客さんや登山終わりの恰好をした観光客、一般の観光客などさまざまな人がいました。夕食後だったこともあり、ちょうどお風呂に入った時に多くの人が上がり、湯船には人がほとんどおらず、温泉を独り占めできちゃいました…明日の登山に備えて体を温めて筋肉をほぐしていきます。すみません、外観写真は撮るのを忘れましたが、唯一の温泉のようだったので、行けばわかると思います!

帰りは電話で迎えに来てもらい、セイコーマートにも寄ってくれました!余裕があるときしか寄ってあげられないけど、今日はいけるからラッキーだったね。ということで、お言葉に甘えて、明日の軽食、水分の調達をしました。お弁当は旅館が用意してくれるので、買ったのは遠足のおやつ程度。飲み物はチェックインの時に2L以上持っていくことをすすめらて仰天したので、ポカリなども買い込みます…

明日は朝5時に登山口に送ってくれるとのことなので、早めに就寝…毎回朝5時に送迎するために起きてくれるなんて、とってもサービスがいいですよね…本当にありがたい…

では、次回は”2日目 登山編”です。