昔懐かしのアニメを見て思うこと

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最近、何気に時に昔懐かしのアニメを思い出すときがあった。

幼少期をともにしたアニメ…毎週30分欠かさず見ていたアニメが誰しもがあるのではないだろうか。わたしは今もなお、○曜日の○時～「〇〇」のアニメを見ていたな～と懐かしむことがある。大人になった今ではこのような話になると地方によって放映時間が違ったりするからより一層面白い。「令和」になって「平成」が「平成」の時の「昭和」のように昔懐かしむ機会が増えたようだ。

そんな中、少し前の実家に帰った時にNHKの「おじゃる丸」「忍たま乱太郎」を見る機会があった。思わず懐かしいと思って見てみることにしたのだ。もうOPの「100％勇気」を思い出すだけでも懐かしい…毎日（NHKなので、当時も割と毎日やってた気がする…）好きで見てたな~と思いながら、視聴することにした。

感想としては「こんなに短かったっけ？」そして、「当時思っていたよりめっちゃ面白い訳ではなかった」というのが率直な感想。

まず、1つ目の「こんなに短かったっけ？」と思ったのはおそらく昔を回想しているからというのもあり、短時間のものがたくさんの記憶として残っているから感じられたのだろうと思う。また、よく言う話ではあるが、幼少期と大人の時間の流れが違うというのも1つあるだろう。

当時は幼稚園or学校に行って夕方5時くらいまで遊んで帰ってきてもなお、時間がないと思ったことはなかった。（もちろん、もっと遊びたいという気持ちや学年が上がるにつれてアニメの30分は短く感じたものではあるが…）実際に「忍たま乱太郎」を調べてみたら歌を含めて10分程度しかない！子供の頃は10分だったなんて絶対思ってなかった（笑）あの頃はなんて平和だったのだろう、とほのぼのした気持ちになる回想をしていた。

そして、2つ目の「当時思ってたより、めっちゃ面白い訳ではなかった」はまず第一印象の短すぎる放映時間に伴なって感じたことなのだが、とてもあっけなく終わった印象で何か面白いことが起こるのかな？って思って構えていたら終わった。というのが正しいのかもしれない。それから、幼少期の面白くてよく見ていたなという大人になってからの先入観で期待値が高かったからともいえる。「そりゃあ、子供と大人では感じ方も違うだろうよ」と視聴する前のわたしに言ってやりたい。

でも、これらを通して思ったのが、「わたしも大人になったなぁ~」ということだ。
あの短い10分を10分と思えないスピード感で過ごしていた平和な日々。そして、何でも興味を持ち、出会うものすべてが初めての日々。すべてに興味津々でなんでもスポンジのように吸収していた日々。なんの不安もなく、その日その日を生きることができていた。そう思うとなんだかかけがえのない日を幼少期は過ごせていたのだなと大人になった今となって思える。なんだか胸にジーンとくる…そう思える程、今と昔は全然違った生き方をしている。

大人になった現在では先のことを考えられることができ、将来の不安、来年の不安、明日の不安と先を事前に考えられることによる不安がたくさん出てきた。大人になったことによる弊害なのか成長なのか…でも、これらを不安（もしくは期待）として考えるということは今を大切に生きれていないのかもしれない。

正直、幼少期意識したことのない「今を楽しむ」という感覚は、大人になった今、意識したところでできているのかも全くわからない。でも、これから「今」を考え続けて、「今日」が充実している、と毎日感じられるように意識していきたい。そういう考え方が自然に身にまとうようなライフスタイルを確立することに燃える、そんな出来事でした。

幼少期を同じことをするとまた今と違った感覚がよみがえってきそうなので、これからも一度童心に帰って遊ぶこともやっていきたい！