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こんにちは。まいです。
9/30のみちくさは「ラップのしくみ」です。
みなさんラップが今この瞬間に全世界から消えたら困りますよね?
食べ物の保存にも調理にも使えて、
日常生活に欠かせないもののひとつになっていてもおかしくないくらい
当たり前に、そして、日常的に使用している便利アイテムだと思います。
そんなラップですが、「どのようにできているのか」や
「こういう時に使うのがいい」というのをあまり知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はラップの作られ方や効果的な使い方を調べてみました。
【参考】「サランラップ®の豆知識|サランラップ®|商品紹介|旭化成ホームプロダクツ (asahi-kasei.co.jp)」
「フィルムの特長 | クレライフ | クレハの家庭用品サイト (kurelife.jp)」
「電子レンジでラップはかけた方がいいの?ラップをする意味と使い方 | 食・レシピ | UP LIFE | 毎日を、あなたらしく、あたらしく。 | Panasonic」
1.ラップは何者なのか
2.ラップはどのように作られているのか
3.ラップの効果的な使用方法
4.意外と知られていないサステナブルラップ
5.まとめ
1.ラップは何者なのか
誰しもが使ったことのある便利ツール「ラップ」ですが、
一体ラップの正体とは何者なのでしょうか。
ラップは「ポリ塩化ビニリデン」という合成樹脂がその正体です。
これは戦争などでも使用されており、
蚊帳や靴の中敷き、銃や弾丸を湿気から守る包装フィルムとして
活用されていた歴史があります。
その主用途であった戦争がなくなり、使用機会が減ることで、
改良を重ねて食品用フィルム「ラップ」として生まれ変わったのです。
食品用ラップとしての誕生はフィルムメーカ―社員の奥さんが
たまたまレタスの梱包に使用してみたのがきっかけとなり、
主婦の間で評判となったことで、商品として発売されるようになったのでした。
2.ラップはどのように作られているのか
では、そのラップはどのように作られているのでしょうか。
製造過程は以下5ステップです。
①石油精製と合成
②重合
③溶融押出し
④まき直し・裁断
⑤箱詰め
まず、第1ステップは石油精製と合成です。
塩素とエチレンを化学反応させて「塩化ビニリデン」を生成します。
この塩化ビニリデンは重さの約70%が塩でできており、
石油資源の消費が少なく、資源環境にやさしい素材と言えます。
石油製品といっても意外とその割合の少ない製品のようです。
続いて重合。分子をに結合させ、結合体(ポリマー)を作ることで
「ポリ塩化ビニリデン」というラップの原材料がこの段階で完成します。
そして、溶融押出しという工程に入り、
ポリ塩化ビニリデンを加熱して溶かして膨らませ、
フィルム状にすることで、ラップの原型を作っていきます。
膨らませることで全面が均一に引っ張られ、分子の方向を一定にそろいます。
分子構造がそろうと強度が高まり、
より強いラップを作るために重要な工程になります。
あとは、その作られたフィルムをまき直し、
みなさんが普段見ている箱に詰められて完成です。
意外と工程自体は複雑ではなく、簡単にできていることがわかります。
構成成分のほとんどが塩だったことには驚きでしたね。
3.ラップの効果的な使用方法
ラップの特徴として、以下の3つがあります。
①水分の保持
②酸化を防ぐ
③匂い移りを抑える
これらの特徴を活かして、食品の保存や調理を行っているのではないでしょうか。
おそらく、調理の際、レンジを使用する場合によくラップを使う方が多いと思います。
このラップの性質を活かして料理をおいしく仕上げているはずですが、
たまにラップをかけるかけないを迷うことはありませんか?
もちろん加熱することによる飛び散りを防いだり、
匂いが庫内につくのを防いだりという役割もあるので、
迷う必要もない場合もあります。
そこで、おいしさだけにフォーカスした使い分けを少し見ていきたいと思います。
まず、ラップをかける場合は
「しっとり、ふっくら」させたいときです。
水分を逃さずしっとりさせたい食品はラップをして加熱します。
温野菜やシュウマイなどの蒸し物や煮物、冷凍ご飯などが該当します。
では、ラップをしない方がいいものは何か。
それは「パリッ」とさせたいときです。
多くの食品は水分が含まれています。
水分を逃してパリッとさせたい食品や受分に水分のある食品などは
ラップをしないで加熱させましょう。
焼き物や炒め物、揚げ物、スープなどが該当します。
焼き魚やハンバーグもラップはかけなくても問題ありません。
ここはわたしの好みになりますが、冷凍ご飯はラップをかけない方が
水分が飛んで固めのごはんになるので固めが好きな方には
「ラップをかけない」方がおすすめです。
食品にラップをかけて電子レンジをかける場合のコツはふんわりかけること!
ぷっちりかけて、レンジ内で破裂したような都がなったり、
取り出す時にはぺたーと皿に張り付いたりすることがあると思います。
ラップは皿の縁から縁にぴったり添わせるのではなく、
食品に添わせるのがいいそうです。
そうすることで電子レンジのセンサーがうまく反応してくれるのだそう。
ラップの内側が汚れるので、開けたときに手を汚してしまいそうで、
ついついぴっちり張ってしまいますよね…。
でも、こうすることで加熱のし過ぎや加熱不足を防げて
省エネ・時短になるかも!?
そう考えると毎回試してみようかなと思えてきますね!
4.意外と知られていないサステナブルラップ
みなさん、ラップというと近代社会の産物であり、
使い捨てのものというイメージはありませんか?
近年、SDGsなどが叫ばれていることから、
注目されつつあるのが、ミツロウラップです。
これは簡単にいうとオーガニックコットンにミツロウをしみこませたものです。
ミツロウとはミツバチが巣を作るために分泌する100%天然のロウです。
水をはじく特性を生かして、中世ヨーロッパではこの密閉性を活かして
容器のフタとして使用していたそうです。
このミツロウラップは繰り返し使えるため、環境にも優しく、
容器の密閉にも食べ物のを直接包むこともできます。
お手入れは水洗いをするだけ!
ロウでできているので、高温には弱いのが難点ではありますが、
保存だけというのならもってこいのものになります。
環境問題が叫ばれている今、
少しラップの見方も変えてみるといいのかもしれません。
かくいう私もまだミツロウラップを使用したことがありませんが、
とても興味のあるものです。
ぜひ、購入して使用してみようと思います。
また、その使用報告もさせてもらおうと思いますので、
どうぞお楽しみに!
ちなみに家にあるハギレでも材料をそろえれば自分で作れてしまうそうですよ!
こちらも試してみたいですね!
「ミツロウラップ | Apiary Made – サステナブルな暮らし」
5.まとめ
ラップは合成樹脂というものでできており、原料は塩が70%という驚きの数字で意外と
石油資源を使っておらず、資源的には優しい製品ということになります。
この便利なラップですが、使い分けとしては
「ふっくら・しっとり」させたい場合は”あり”、
「パリッ」とさせたい、少し水分を飛ばしたいときは”なし”と使い分けるといいでしょう。
あとはお好みで調整していってください。
また、正しいラップの使い方は皿の縁をぴっちり覆うのではなく、食品に添わせる!
ぜひ試してみてください!
そして、環境に優しいラップとして注目を集めているのは「ミツロウラップ」。
ハチの巣からとれるミツロウでできたラップで、何度も洗って使える優れもの!
多少熱には弱いものの、天然成分でできていることから安心感もあります。
最近では多くのメーカーさんからも販売しています!
材料さえそろえれば自分でも作れるそうなので、ぜひ試してみてください!
以上、今日のみちくさ『ラップについて』調べてみた結果でした。
日々の成長と発見の手助けになったらうれしいです。
何気なく使っているラップですが、
日常的に使っているものだからこそ意外と知らない発見がありますよね!
環境にやさしいミツロウラップもぜひ使っていきましょう!
どうぞこれからも応援よろしくお願いします!
※この記事は10/6に公開したものですが、9/30に公開する予定で書き始めていたので、
9/30の日付のままとなっております。さっそくさぼってしまい申し訳ありません。。。